IZZY STRADLIN AND THE JU JU HOUNDS / IZZY STRADLIN AND THE JU JU HOUNDS
アメリカのバッド・ボーイズ・ハード・ロックンロール・バンド、
GUNS N' ROSEの元ギタリスト、IZZY STRADLINによる新バンドの
1992年にリリースされたデビュー盤。楽曲的は彼らしいワイルドな
ハード・ロックロールを聴かせてくれているが、GUNS N' ROSES程
ハードなサウンドにはしておらず、アコースティックを中心とした
How Will It Go等、楽曲によっては素朴なロックと言った感じも
強くする。リード・ボーカル自身もIZZY STRADLINが取っており、
上手いとは言い難いが、特別下手な訳でもない。ただ、
AXEL ROSEの様な強い個性がない分、地味に感じられるだろう。
[80]
117° / IZZY STRADLIN
アメリカのバット・ボーイズ・ハード・ロックンロール・バンド、
GUNS N' ROSEの元ギタリストによる
IZZY STRADLIN AND THE JU JU HOUNDS名義のアルバム以来、
5年ぶりとなる久々のニュー・アルバム。ハード・ロックっぽさは
よりこそげ落ち、ロックンロール然とした作品になっている。
アメリカの渇いた空気のような、楽曲によっては気だるささえ
感じるようなサウンドで、GUNS N' ROSESを期待するならば少し
外すだろう。パンキッシュな部分もあって、路線的には
GUNS 'N ROSEと大きく外している訳ではないが、音の厚み、
疾走感といった部分で大きく受ける印象を変えている。[80]
RIDE ON / IZZY STRADLIN
アメリカのバッド・ボーイズ・ハード・ロックンロール・バンド、
GUNS N'EOSESの元ギタリストによる2ndソロ・アルバム。
方向的には、よりシンプルでストレートな
ロックンロールになっており、GUNS N'ROSESのグラマラスさとは
ある種非常に対照的な作品だと言っても良いだろう。その分、
フックと言う意味では今一つだが、むしろそう言った事は
意識しないで作られている様に思える。お世辞にも上手いとは
言えない彼のボーカルだが、非常に味わいがあって中々面白い
風味を出している。しかし、あまりにも普通過ぎて今一つ盛り
上がらないのは遺憾ともし難いが。[79]
ON DOWN THE ROAD / IZZY STRADLIN
元GUNS N'ROSESのアメリカ人ギタリストによる4thアルバム。
ハード・ロックンロール的な色合いは一切なく、純朴で
トラディショナルなオールド・タイプのロックンロールを
聴かせてくれている。そう言う意味ではGUNS N'ROSESの
ファンからすると刺激が足りないと思えるかも知れない。だが、
あくまでも純然と土臭いロックンロールを聴かせてくれており、
素朴な味わいを感じさせてくれる。派手さはないが、肩の力を
抜いてリラックスして聴けるアルバムに仕上がっている。
楽曲は総て4分未満でコンパクトに纏め上げられており、10曲だと
物足りなくも思える。[82]