AS UGLY AS THEY WANNA BE / UGLY KID JOE
アメリカのヘヴィ・メタル・バンドの1992年にリリースされた
デビュー・ミニ・アルバム。ミニ・アルバムでありながら、
ビルボードのアルバム・チャートで4位まで駆け上がり、
シングルのEverything About Youもトップ10に入る
大ヒットとなった作品で、ヘヴィ・メタルが完全に斜陽の
時代において、最後に飛び出した新人と言って良いだろう。
楽曲的にはハード・ロックンロールをベースにした明るくのりの
良いヘヴィ・メタルで、MOTLEY CRUE等にも通ずる部分もあるが、
BLACK SABBATHのSweet Leafをカバーしている辺りにも彼等の
ユニークさが伺える。[84]
AMERICA'S LEAST WANTED / UGLY KID JOE
アメリカのヘヴィ・メタル・バンドの1992年にリリースされた
初のフル・アルバム。デビュー・ミニ・アルバム、
AS UGLY AS THEY WANNA BEで予想もしていなかった大成功を収め、
ヘヴィ・メタル斜陽の時代において、遅れて来た最後の大物新人と
言ったところだ。ハード・ロックンロールをベースとした、
MOTLEY CRUE的なヘヴィ・メタルだが、特にボーカリスト、
WHITFIELD CRANEの声質が、VINCE NEIL的な事もあって、尚更
MOTLEY CRUEを思い起こさせる。前作では、シングル・ヒットした
Everything About Youを始め、もっとポップ性に
富んだものだったが、このアルバムではどちらかと言うと
ヘヴィさを出してポップ性は押さえられている。[82]
MENACE TO SOBRIETY / UGLY KID JOE
デビュー・ミニ・アルバムでミリオン・セラーを記録した、
アメリカのバッド・ボーイズ・ハード・ロックンロール・バンドの
2ndアルバム。相変わらずワイルドな作品だが、破天荒さが随分
減り、良くも悪くも幾分纏まった内容になっている。サウンドは
よりヘヴィになった感じでラウドでグルーヴィで良くのれるし、
出来自体も結構良い仕上がりだ。今までよりハード・ロック的な
色彩が強いアルバムになっており、その分若干個性が見え
難くなっているかもしれない。その一方でBLACK SABBATHの
N.I.B.のカバーは結構はまっている様に思える。[83]