VALENSIA/VALENTINE / V
オランダ人ミュージシャンのROBBY VALENTINEとVALENSIAの
2人によるプロジェクトのアルバム。2人とも同じ様な系統の作品を
作ってきただけに、2人のコラボレートというのは誰もが想像する
事だが、それが実現した訳だ。2人ともQUEEN系の甘い
ロックをやっていた訳だが、この作品もまさにそう言った作品だ。
FREE等は、その真骨頂とも言える楽曲で、如何にもQUEEN的な
コーラスが聴ける。全体的な完成度も高いし、2人のファンならば
当然気に入るだろう。難点といえば、この2人が作ったらと言う、
まさに想像範囲内のサウンドで、ソロでやっても同じ作品を
作りそうな事と、この甘い楽曲が受け付けないと聴けない
事だろう。[82]
VALENTINE VS VALENSIA / V
その馬鹿馬鹿しいタイトルからも判る通り、オランダ人
シンガー・ソング・ライターのROBBY VALENTINEとVALENSIAによる
コンピレーション・プロジェクトの3年振りとなる2ndアルバム。
2人ともソロではQUEENにリスペクトされた、叙情的で甘い
メロディのハード・ポップをやっているだけに、こうして
プロジェクトを組んでアルバムを出されても違和感を感じないと
同時に、ソロとの切り分けが今一つ付かないところは
どうしてもある。特に全作では折角コンビを組んだにも関わらず、
その意義が感じられなかっただけに尚更だが、そんな中にも
V-Sualizedの様な印象的な楽曲を作り出せるなら、この
プロジェクトも意味がある。[83]